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「宝島」を書くにあたり、何か月も前から演出の柏木俊彦さんとたくさん話した。
何度か岡山の私の家に来てくださったり、京都や大阪で会ったり。
どんな作品が作りたいですかと互いに聞くところから、
作品を書きだして、私が長いことつまづいてるときや、
稽古の進む中で知りたいことがあるときなど、
たくさん電話でいろいろ話した。
11日の公演後の夜中も、ふたりでファミレスでたくさん話した。
これまでこんなに演出家さんと話したことはない。

柏木さんはとても男らしい人だと思う。
男らしいというのは、肉食とか男性ホルモン的な意味じゃない。
大きいということだ。
今見えてる目の前のことだけで何か言うようなことなどない。
何かを強いるようなことは決してない。
穏やかでやわらかで、相手を傷つけることなくものごとを伝え、
必要なこと以上にちゃーちゃー話さない。
自分の苦境や感情を話すことなどなく、じっとそこは黙って、相手の話をたくさん聞く。
ぐっと待つ。深みを見るように待っている。
やわらかな空気をつくって、ていねいに相手と接する。
人として作り手としてとても豊かだ。

私と正反対だ。木ばかり見て森が見えない私とは。

作品には作った人の人となりがやはりどうにも映る。
今回の「宝島」を観ていて、私に圧倒的に欠けている部分は、
全部柏木さんによって見出されて埋められた形で出ているように思えた。
「宝島」が細やかで丁寧で豊かな作品になっていた。
 

ほんで
その柏木俊彦さんがまた秋に私の作品を演出してくださるのだ。

京都で、K.I.T地中」。

「宝島」とはガラリと違った演出の提出の仕方をしたいと柏木さんは言っていました。
作品のテイストもだいぶ違います。「宝島」は具象で「地中」は抽象画のような。
秋も楽しみです。
台本を読み返して改訂をします。

柏木さんは私のようにすぐにすぐちゃーちゃー言うて宣伝するような人やないので、
ここで私が言っておきます。
みなさん観にいらしてください。




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プロフィール
HN:
角ひろみ
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1974/09/20
自己紹介:
メールはこちら

母 劇作家 演出家

兵庫県尼崎市出身
2006年夏より岡山県岡山市在住

- - -
1995年 芝居屋坂道ストア旗揚げ
関西を中心に東京公演なども行いつつ活動。
劇場の企画・提携公演や数々の演劇祭などに選出。

1999年  「あくびと風の威力」で第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞
2003年 「裏山。」で第10回OMS戯曲賞 最終選考 
2004年 「木造モルタル式青空」で第11回OMS戯曲賞 最終選考
2005年 芝居屋坂道ストア解散
2007年 「螢の光」で第4回近松門左衛門賞 受賞
2014年 「宝島」で第14回AAF戯曲賞 最終選考
2014年 「狭い家の鴨と蛇」で第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞
2014年 「囁谷シルバー男声合唱団」で第59回岸田國士戯曲賞 最終選考
2015年 第16回岡山芸術文化賞 準グランプリ 受賞

2010年~  出産以降、主に劇作のみで活動。
関西・東京・岡山などの多くのカンパニーに台本を書き下ろしている。

- - -
○主な劇作

「あくびと風の威力」(第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞)
「暮唄と日曜アンファイナル」(伊丹アイホール ハイスクールプロデュース)
「裏山。」(第11回OMS戯曲賞 最終選考)
「木造モルタル式青空」(第12回OMS戯曲賞 最終選考)
「螢の光」(第4回近松門左衛門賞 受賞)
「逃げ水」(岡山アートファーム・静岡SPAC共同製作)
「傘がない」「手がない」(男性一人芝居・連作)
「地中」(KAVCプロデュース)
「貧乏ネ申」(男性二人芝居)
「虎と月」~中島 敦「山月記」から10年後~ 原作/柳広司(ピッコロ劇団)
「宝島」(第14回AAF戯曲賞 最終選考)
「狭い家の鴨と蛇」(方丈記プロジェクト)(第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞)
「囁谷シルバー男声合唱団」(演劇集団円 第59回岸田國士戯曲賞 最終選考)
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