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こないだの日曜はいい時間をもらったなあ。おもしろかったなあ。
わあわあもう一週間たってしまった。
 
毎日たいてい夜明け前に起きて、朝日がのぼるのを見る。
お湯を沸かして、南部鉄瓶で淹れたあったかい緑茶を飲みながら、
お弁当や朝ごはんの仕度をする。
昔は夜中じゅう起きて、煙草を2箱ついやして、書いたり遊んだりして夢中で、
のぼる朝日など目に入らなかった。朝ごはんなど食べなかった。
日夜コンビニで買うた1リットル100円の紙パックの緑茶をストローで愛飲していた。

あの時もシアワセでこの時もシアワセで、さいなまれる。
 

 
コンビニでもらうストローは長さが合うてなくて、
中盤まで飲むと決まって紙パックの中に沈んでしまった。
取り出そうにもパックの口に入らなくてストローに届かなかった手。

 
- - - - - - - - - 

 
手だった。
最初からずっと何度もいろんな人のやさしい手がさしのべられて、むねが苦しかった。
サリngROCKさんの両手首を締める布きれが暗い空を迷ってひらひらと、切実だった。
拾って復元する骨片が、腕の人骨で現れたとき、グッときた。
さしだされたあるいは突き放したあるいは救いを求める手のホネ。
空想のシアワセの小粒を握っておなかを満たしながら。
物語が孤独の淵に爪をたててはい上がろうとしていた。
 
 
突劇金魚「巨大シアワセ獣のホネ」を観て。
アフタートークに出させていただいて。

 
サリngROCKさんにお会いできてとてもうれしかったです。
私のような者を呼んでくださったこと本当に感謝します。
あんなに繊細であんなに創造力あふれてあんなに腹のすわった表現者が、
かつての私の作品を好きでいてくださったことに、
「ああもうどうしようー私ー」とかすごく思ったり、
「変わった人やなあー」とか少し笑えたりしながら、
やっぱりシンプルにうれしい。
もうそれひとつで過去の自分を誇れる気がします。
心の自慢です。
 
今後私がどうものづくりと向き合って生きるかが問われるところ。
サリngROCKさんのような、生の中心につくることがあって
キリキリと削り出して独有の世界に生きる人の美しさを目の当たりにすると、
まぶしくて、なんというかとても自分を恥じいります。

 
 
私は、劇中のあのお父さん+お母さんなんやと思います。
左岸のくらしを忘れきれずに暗い川に物語の釣り糸を垂らす夜中。
そこに幻の魚がいるとまだ信じていたりして。
けれど夜明けには、言うてられぬと知らんふりしてなかったことにして物語の紙を燃やす。
その炎で鳥を焼き、家をあたためる。
子にただ単のシアワセを味わわせてやりたいと願う。それだけ。
で、右岸にくらす。
まあ、子はそんな親が隠した葛藤などは肌でわかってさいなまれるのだろう。
その痛みで、子はたちまち大人になって、いつか左岸へとゆくのだろう。
ゆけ、と思う私は、右岸でずっと長いことくらして死ぬのだろう、とか思う。
シアワセって、、、とほおづえをつく。


 
突劇金魚、また観たいです。

精華小劇場かなしいやろうなあくやしいやろうなあ。
また観たいなあ3月以降も。
いろんなとこが跡地になっていく。
時代って。
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ひかりを味わう HOME アフタートーク出演のお知らせ 
プロフィール
HN:
角ひろみ
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1974/09/20
自己紹介:
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母 劇作家 演出家

兵庫県尼崎市出身
2006年夏より岡山県岡山市在住

- - -
1995年 芝居屋坂道ストア旗揚げ
関西を中心に東京公演なども行いつつ活動。
劇場の企画・提携公演や数々の演劇祭などに選出。

1999年  「あくびと風の威力」で第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞
2003年 「裏山。」で第10回OMS戯曲賞 最終選考 
2004年 「木造モルタル式青空」で第11回OMS戯曲賞 最終選考
2005年 芝居屋坂道ストア解散
2007年 「螢の光」で第4回近松門左衛門賞 受賞
2014年 「宝島」で第14回AAF戯曲賞 最終選考
2014年 「狭い家の鴨と蛇」で第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞
2014年 「囁谷シルバー男声合唱団」で第59回岸田國士戯曲賞 最終選考
2015年 第16回岡山芸術文化賞 準グランプリ 受賞

2010年~  出産以降、主に劇作のみで活動。
関西・東京・岡山などの多くのカンパニーに台本を書き下ろしている。

- - -
○主な劇作

「あくびと風の威力」(第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞)
「暮唄と日曜アンファイナル」(伊丹アイホール ハイスクールプロデュース)
「裏山。」(第11回OMS戯曲賞 最終選考)
「木造モルタル式青空」(第12回OMS戯曲賞 最終選考)
「螢の光」(第4回近松門左衛門賞 受賞)
「逃げ水」(岡山アートファーム・静岡SPAC共同製作)
「傘がない」「手がない」(男性一人芝居・連作)
「地中」(KAVCプロデュース)
「貧乏ネ申」(男性二人芝居)
「虎と月」~中島 敦「山月記」から10年後~ 原作/柳広司(ピッコロ劇団)
「宝島」(第14回AAF戯曲賞 最終選考)
「狭い家の鴨と蛇」(方丈記プロジェクト)(第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞)
「囁谷シルバー男声合唱団」(演劇集団円 第59回岸田國士戯曲賞 最終選考)
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