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近所のママさんの誘いをよう断れずに入った子育てサークル。
4月に入ったのに先月まで一度も参加できていなかったダメダメな私。
明日玉入れあそびに必要だとのことで
この新聞まるまるをつくる。
新聞の使用サイズまで決められてあったりしてうえーとなる。
前日の夕方になってやっと作り始めるあたりが私らしさ。
こんなもんを作るのに2時間ぐらいかかってしまって笑ける。

260fcd4d.jpg

















新聞紙を出したらちび怪獣に取り上げられてばらまかれ
とりあえずきゃあきゃあと取りあいして遊びながら拾い集めて
丸め始めたらちび怪獣に取り上げられて丸めたものを片っぱしからほどかれまたばらまかれ
やめてようーとか騒ぎながら遊びながら何とか拾い集めて
というかその行程を3回ぐらいくりかえしてやっと丸めて
セロテープを出したらちび怪獣に取り上げられてテープは引き出されねじねじにされ無駄になり
そのうちテープのホルダー側が破壊されテープはセッティング不能になりギザギザ部分ではもう切りようがないので
ハサミを出したらちび怪獣に取り上げられて私のスカートの裾は微妙に切られソファーの生地も危うく切られかけ
ハサミの争奪戦になって危ない危ないってばとかちょっと怒ったりしながら最終的に力ずくでハサミを奪還して
やっとテープを切ってぐるぐる巻いてめんどくせーなーこんなもん作るのとか次第に思いはじめながら出来上がった新聞球は出来たそばからまたあちこちにばらまかれて
ちび怪獣は破壊したり私を翻弄したりしてはキャッキャと楽しげに笑っている始終。
こんなことで楽しんでくれるなら。
もういいやとりあえず出来たしどうぞ思う存分やってくれぃと放り投げてしばし放心。

ああ
自分ひとりのときには想像もしなかった行程。
劇団したりして謳歌して小手先ばかり器用で小道具とか衣裳とか何だってササーッと仕上げていたあの頃。仕上げたつもりになっていた若い頃。

この光景はうちだけ特別なことじゃなくてちびっこがいる家庭のごく普通のいつものことで
たぶん聞きわけのいいの部類のうちの怪獣でさえこれだから
やんちゃっ子のお母さんはもっとわあわあしてるだろうなあー。
たくさんのお母さんたちが一瞬途方もない道のりに感じたり一瞬孤独感をぽつりと抱えたりしながら
また0からかあーとか思いつつパッと見遊んでいるっぽいしょーもない時間かけて
誰にも讃えられることのないいかにもこんな貧乏っちい新聞球のようなものを丸めてこさえたりしているんだろうなあー。

などと油断してる間にリビングじゅうに大量のちっこいレゴが豪快にばらまかれていて
広大な畑にたくさんの作物が実った感じの縮尺になっていておもろくて
笑けてきて
そうこうしてる間にキッチンではヘルシオにしかけておいたポテトグラタンが出来上がる音がする。
焼け具合はどうか見ているすきに
ままー
ままー
とかちび怪獣が呼ぶ。
もうあれもこれもになって
はいはいあとであとでねー
とか見もしないで適当に返事して
熱々のグラタンをオーブンから出したら
もう足元にちび怪獣がいて
今ママ熱いのやってるの危ないからあっち行ってて
とか叱って
しゅーんとちびはあっち行って
あーしまったなー悪かったなーしっぱいしっぱいとか思って
ちびの横にいったらば、
ちびはいつの間にかばらまいた新聞球をちゃあんと拾い集めていて
ままにぷれぜんとだよー
あしたたべてねー
と言って差し出したかご。
みすぼらしいぐちゃぐちゃはたちまち
かごにつめこまれたりんご。


息子の国でごはんばかり作って生きている気がするとほうもないおもろいかけがえのない日々。
ずっといつまでも小っちゃいままでおってようーと息子のぷるぷるした小さい肩を腕を腿ををなでまわしてみては、みらいをそうぞうする。




かんけいもないのにおもいだしてしまう8月末に見たガザ空爆で命をうばわれた2歳の子供と抱きかかえる親の写真のその顔。
あれから何度も思い出してしまい、むねがくるしい。
見なければよかった。
しょーもないたたかいなんか私のしょーもないきもちなんかみんな怪獣に食われてしまえ。
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プロフィール
HN:
角ひろみ
年齢:
43
HP:
性別:
女性
誕生日:
1974/09/20
自己紹介:
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母 劇作家 演出家

兵庫県尼崎市出身
2006年夏より岡山県岡山市在住

- - -
1995年 芝居屋坂道ストア旗揚げ
関西を中心に東京公演なども行いつつ活動。
劇場の企画・提携公演や数々の演劇祭などに選出。

1999年  「あくびと風の威力」で第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞
2003年 「裏山。」で第10回OMS戯曲賞 最終選考 
2004年 「木造モルタル式青空」で第11回OMS戯曲賞 最終選考
2005年 芝居屋坂道ストア解散
2007年 「螢の光」で第4回近松門左衛門賞 受賞
2014年 「宝島」で第14回AAF戯曲賞 最終選考
2014年 「狭い家の鴨と蛇」で第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞
2014年 「囁谷シルバー男声合唱団」で第59回岸田國士戯曲賞 最終選考
2015年 第16回岡山芸術文化賞 準グランプリ 受賞

2010年~  出産以降、主に劇作のみで活動。
関西・東京・岡山などの多くのカンパニーに台本を書き下ろしている。

- - -
○主な劇作

「あくびと風の威力」(第4回劇作家協会新人戯曲賞佳作・北海道知事賞 受賞)
「暮唄と日曜アンファイナル」(伊丹アイホール ハイスクールプロデュース)
「裏山。」(第11回OMS戯曲賞 最終選考)
「木造モルタル式青空」(第12回OMS戯曲賞 最終選考)
「螢の光」(第4回近松門左衛門賞 受賞)
「逃げ水」(岡山アートファーム・静岡SPAC共同製作)
「傘がない」「手がない」(男性一人芝居・連作)
「地中」(KAVCプロデュース)
「貧乏ネ申」(男性二人芝居)
「虎と月」~中島 敦「山月記」から10年後~ 原作/柳広司(ピッコロ劇団)
「宝島」(第14回AAF戯曲賞 最終選考)
「狭い家の鴨と蛇」(方丈記プロジェクト)(第20回劇作家協会新人戯曲賞 受賞)
「囁谷シルバー男声合唱団」(演劇集団円 第59回岸田國士戯曲賞 最終選考)
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